今朝、新聞を見て、驚きました。
なんと、天声人語に半沢登場…。
ドラマ『半沢直樹』に嵌っている私は、フム・フムと読み、ある種の感動さえ覚えました。
『半沢直樹』、東京編もなかなか面白くなりそうな予感がします。
次長になってますます正義感溢れる半沢直樹(何が正義か…という議論は置いといて)。
営業第二部で、まさに水を得た魚のように生き生きと仕事をしています。
冒頭から、「目標は10分」と、会議を長引かせない姿勢に心を持って行かれました〜☆
(kinakoは長い会議が嫌い。いつも1時間以内で、できれば30分で…と思っています。ま、実情は2時間超え会議も多いのですが…)
東京編のキャストもなかなかですよね〜☆
香川さんの演技が光るのは言うまでもなく
お名前も知らない俳優さんが多いのですが、よくぞまあ…と唸るような配役でした。
古里さんの小物ぶり…。凄く緻密な演技で細かいところにも気を抜かず小物ぶりを発揮されていることに感動。
近藤さんは、最初見ていて辛かったけど、最後はきちんと自分の考えを言えて、よかった。近藤さんにとっては大きな一歩ですよね。
近藤さんの一歩のきっかけを作った半沢。
近藤さんの辛い立場を理解した上で、同情することなく向き合い、背中を押し…。
容赦なく竹刀を振ったあと、「大学時代を思い出せ!!」と近藤さんを鼓舞します。
同級生って、同期っていいなぁ……。
緊迫したシーンが多かった中で、人間・半沢直樹が感じられ、ほっこりしました。
最後のシーン、黒崎フォーメーションには笑わせていただきました。
さすがの登場です。
そして、嫌みがバージョンアップされている黒崎さん☆来週からの対峙が楽しみです。
第6話で一番心に響いたのは半沢が大和田常務と対峙しているシーンでした。
自分たちの不正を半沢が嗅ぎつけて調べ回っていると知り、岸川部長と共に半沢を呼びつけた大和田常務。
半沢は「大和田常務が目指す銀行とはどのような銀行か」と、問います。
自身の出世にしか関心を持てない大和田常務。
自身の出世欲を満たすために、これまで多くの顧客や部下を利用し切り捨ててきた大和田常務。
半沢は、銀行は所詮金貸しと言います。
貸す相手をしっかり見極め
彼らの未来に責任を持たなければならない。
さらに半沢は、
一つ忘れてはならないことがある。
それは我々銀行員は、銀行を守るためではなく
この国で働く人のために仕事をしているということ
銀行のための国民ではなく
国民のための銀行でなければならない
その思想を忘れてはならない。
私たちは上司や組織のために仕事をしているわけではない。
例え相手がどんなに小さな企業でも
彼らが真剣に仕事をしている限り
その熱意を踏みにじる権利は我々にはないはず
この半沢の言葉はkinakoの心にとても深く響きました。
至極当たり前のこと、でも、難しい。
常にエンドユーザーの利益を第一に考えているか…
上司の顔色を窺ったり、組織のための仕事になっていないか…
保身に走っていないか…
組織や上司の顔色を窺ってした仕事は、必ずしもエンドユーザーの利益には結びつかない。
そのことを私たちは経験的に知っている。
頭ではわかっていても常に…となると、果たして自分はそのような仕事ができているか心許ない。
心許ない、でも、そうであってはいけないことはわかっている。
だからこそ、半沢直樹の世界に惹かれるのかな…。
最後に「あなたにはわからないでしょうね。土下座する人間の必死さも悔しさも」と言う半沢に一筋の涙。
目頭から流れ落ちた一筋の涙。
自死した父のことを思い
父の悔しさ、無念さを思い
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