5ヶ月ぶりの38会&観劇
2011-10-15


先週、5ヶ月ぶりに高校のクラス会(38会)が開催されました♪

で、江戸に参上するなら演劇を観ようと思っていたところ、『絶対零度』の竹林師匠(木村了さん)が出演される『朱雀家の滅亡』のチケットが取れました(^^)/
国立新劇場の小劇場で演じられた『朱雀家の滅亡』…とても感動的でした。
物語は… リーフレットサイトより転載。(役者名)を追加しました。
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時は、太平洋戦争末期。古くは天皇家に琵琶奏者として使えていた朱雀家。
この名門侯爵家の当主、朱雀経隆(國村隼さん)は、専横な振る舞いを続ける首相を天皇のために失脚させたのち、自らも辞職して宮中より帰還する。息子の経広(木村了さん)は、女中おれい(香寿たつきさん)や婚約者璃津子(柴本幸さん)の反対を押し切って出征を願い出て、叔父宍戸光康(近藤芳正さん)とおれいの説得も甲斐なく戦地へ赴き戦死してしまう。
おれいは、経広を無為に失わせた経隆を責め、死を嘆き悲しむが……
忠誠心とは、国家や大義とはいったい何なのか、ある華族の崩壊を通して問いかける。
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5人の登場人物がみな頑なで、会話は絶望的に平行線をたどります。でもそれぞれにしっかりとした根拠を持っているので、すれ違う様は愚かで悲しいけれど、美しいとも思いました。日本語がとにかく美しいのです。
“何もしない”朱雀侯爵役の國村隼さんが素晴らしかった〜☆ 何もしないことを選び、周囲が何を言おうと、どうなろうと、それを実行するのは簡単に言うと頑固です。國村さんは柔らかなたたずまいをキープしつつ、その元にある意思が決して揺らがないことをあらわされていました。
ある世界が崩壊する時に、その世界とともに生きて、ともに滅ぶと決めて添い遂げる姿には、「私ごときには敵わないな」と、首を垂れるしかありません。
女中であり母であるおれい役の香寿たつきさんは、1幕と2幕では別人でした!
激昂しても過剰にはしたなくならないので、セリフをじっくり味わうことができました。

で、竹林師匠の木村了さん、坊主頭(『絶対零度』の打ち上げの時に、皆さん、おお〜☆と、驚かれていたようです)。長いセリフとの格闘の跡があらわれていました。苦しい稽古を重ねた成果を見せてくださったように思います。そして、カーテンコールの時の最高の笑顔が、木村さんの内なる充実感を示しているように思いました。

もう一度観たい…と思わせてくれた舞台でした。
三島由紀夫の小説を読んでみたいとも思いました。
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肝心のクラス会ですが…。
食べて☆お喋りに夢中で、写メを撮るのをすっかり忘れていました。
みんなに「えっ! こんな写真を…」とブーイングを受けながら撮りました。
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このワインが安くて美味しかった〜☆
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Nさん&Tくん&幹事のYくん。
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